JR東日本・銚子電鉄・銚子駅
銚子(ちょうし)
総武本線   松岸 銚子
銚子電気鉄道線    仲ノ町
所在地 千葉県銚子市西芝町1438
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
銚子電気鉄道(銚子電鉄)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員 2,532人/日(JR東日本・2024年)
380人/日(銚子電鉄・2024年)
開業年月日 1897年(明治30年)6月1日
乗入路線 3 路線
所属路線 総武本線(JR東日本)
成田線直通含む)
キロ程 76.9km(東京起点)
所属路線 銚子電気鉄道線(銚子電鉄)
駅番号 CD01
キロ程 0.0 km(銚子起点)
駅種別 共同使用駅(JR東日本の管轄駅)
直営駅(管理駅)
話せる指定席券売機設置駅
銚子駅
銚子駅
銚子駅(ちょうしえき)は、千葉県銚子市西芝町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・銚子電気鉄道(銚子電鉄)の駅である。両社の共同使用駅であり、JR東日本が駅を管轄している。

命名権に関して

銚子電気鉄道では、2015年(平成27年)12月1日から駅名愛称ネーミングライツを導入。当駅では2016年(平成28年)12月1日からNTTレゾナントが命名権を取得。長年親しまれているとして愛称はつけないが、駅名板の後ろに「supported by goo」の文字を入れることとし、併せてOCNモバイルONEを活用した銚子電鉄応援施策を導入した。
2018年(平成30年)1月からは、(株)BAN‐ZI及び(株)REPROUDが命名権を取得。絶対にあきらめないを冠した愛称を使用開始。
2023年(令和5年)7月1日からは、日本リユースシステム(株)が命名権を取得。
絶対にあきらめない 古着deワクチン 日本リユースシステム株式会社を冠した愛称となる。
2025年(令和7年)10月8日からは、ルートインジャパン(株)が命名権を取得。
いつでも どこでも 人とともに ROUTE INN HOTELSを冠した愛称となる。

乗り入れ路線

JR東日本の総武本線の終着駅かつ銚子電気鉄道線の起点駅で、両線の接続駅となっている。
銚子電鉄には駅番号 CD01 が設定されている。
かつては新生駅への貨物線および醤油醸造会社の各社工場への専用側線が分岐し、銚子漁港にも直結していた。
新生駅への貨物線は1978年(昭和53年)3月31日で廃止された。
JRの駅には総武本線の列車のほか、隣の松岸駅で分岐する成田線の列車も乗り入れている。
総武本線と成田線が再び合流する佐倉駅以西(千葉方面)へは、総武本線経由と成田線経由のどちらでも行けるが、営業キロ・所要時間ともに総武本線回りの方が短いため、先に銚子駅を発車した成田線経由の列車より、後から銚子駅を発車した総武本線経由の列車のほうが佐倉駅以西で先行することがある。

改札口 209系2100番台
改札口 209系2100番台
駅名標 255系電車
駅名標 255系電車
コンコース ホーム
コンコース ホーム

駅構造

成田統括センターの直営駅であり、管理駅として総武本線の干潟駅 - 松岸駅間の各駅および成田線の下総豊里駅・椎柴駅を管理している。
話せる指定席券売機とが設置されている。2025年(令和7年)3月下旬より自動券売機が指定席券売機と置き換えられた。
1948年(昭和23年)1月より使用していたJR線の木造駅舎は、旧海軍の香取航空基地の飛行機格納庫を転用し、駅に改築したものである。その名残で天井が高い構造となっていた。老朽化したことにより現駅舎を建築したため、2016年(平成28年)10月以降、職員の詰所部分を残しその殆どが解体された。2018年(平成30年)3月に竣工した現駅舎は、木造2階建てで、建築面積は576.84平方メートル、延床面積は703.88平方メートルである。「銚子の人々が生み出している『にぎわい』のイメージ」を駅舎のデザインに取り込み、外観は灯台(犬吠埼灯台)を思い起こさせるような白に、内装は「醤油蔵」のイメージでデザインされ、木材の仕上げの一部には千葉県産の「山武杉」を使用している。同年5月19日に銚子市出身の音楽家の厚意により、駅舎通路内にピアノが設置され、誰でも自由に演奏できるようになっている。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線および島式ホームの一方を切り取った切欠きホーム1線、計2面4線のホームを持つ地上駅。3番線の南側には5本の留置線、保線用施設、成田統括センター 銚子乗務ユニット(旧 銚子運輸区)があるほか、松岸寄りにも4本の留置線がある。2・3番線ホームの一番奥に銚子電鉄用の切欠きホーム(1面1線)がある。JRと銚子電鉄は線路が繋がっているが、架線電圧が異なるため電車列車の直通は不可能。1番線ホームは駅舎直結、2・3番線ホーム・銚子電鉄線ホームは跨線橋で連絡している(エレベーター設置)。総武本線はCTC線区であるが、当駅は運転取扱駅であり信号制御は信号扱所にて行っている。
なお、ホームすぐ東にある妙見堂踏切は、その東まで駅構内扱いとなっているため、JR東日本が管理している。

銚子電気鉄道線

銚子電気鉄道線(銚子電鉄線)ホームの出入口(JR線・銚子電鉄線乗換口)には、1991年(平成3年)に建築されたオランダ風の風車のついた駅舎があり、かつてはこの風車が電動で回っていたが、老朽化による破損後、風車の羽根は補修されずそのまま撤去された。2018年(平成30年)6月に内外装の補修工事が実施されたが、風車の羽根が取り付けられることはなく、今後も再設置する予定はないとされる。
運転番線は2番線の一部を使用しているが、営業番線は1 - 3番線までで、4番線以降の運転番線はプラットホームがなく(一般客扱い無しなので)、営業番線「4番線」と呼ばれることもある。JR線と銚子電鉄線とは、駅構内配線の関係及び銚子電鉄の購入した車両搬入のためレールの接続はなされているが、両鉄道の架線電圧が違うので、架線の接続はなされていない。かつてはこの駅で国鉄と銚子電鉄線とで貨車の受け渡しを、また行楽シーズンは車体幅の狭い国鉄キハ17形によって編成された直通列車が外川駅まで運転されていたが、後に国鉄側がキハ20系などの車体幅の広い車両を導入したことにより、銚子電鉄線内に乗り入れ不可能となったため中止された。
駅員は犬吠埼での初日の出参拝客輸送などの多客時以外は配置されていないので、銚子電鉄線の乗車券は銚子電鉄線の電車に乗務する車掌か、JRの駅舎内(改札外)に設置されている多機能券売機から購入することになる。ただし、一日乗車券である「弧廻手形(こまわりてがた)」等の割引切符は、JRの駅舎内の多機能券売機・窓口では販売されていないため、駅員に申告し有人改札から入場したのち、銚子電鉄線の電車に乗務する車掌から購入する。SuicaなどのICカードは利用できないため、他駅よりICで乗車した上で引き続き当駅から銚子電鉄線を利用したい場合は、改札口か銚子電鉄のりばの手前にあるIC読み取り機で出場処理をする必要がある。もしも他駅からICカードで自動改札機を使って乗車し、当駅で出場処理をせず銚子電鉄線を利用した場合は、車掌または着駅でその旨を申し出て運賃を支払い、後でICカード対応駅で出場処理をする必要がある。

銚子電気鉄道2000形 銚子電気鉄道3000形
銚子電気鉄道2000形 銚子電気鉄道3000形
銚子電気鉄道駅舎 銚子電気鉄道駅舎
銚子電気鉄道駅舎 銚子電気鉄道駅舎

のりば

番線 路線 行先 備考
JR線ホーム
1 総武本線 成東・八街・千葉方面 特急「しおさい」・各駅停車
成田線 佐原・成田方面 一部の列車
2 総武本線 成東・八街・千葉方面 各駅停車
3 成田線 佐原・成田・千葉方面 大半の列車
銚子電鉄線ホーム(JR2・3番線ホーム下り方)
銚子電鉄線 犬吠・外川方面
運転
番線
営業
番線
ホーム 千葉方面
着発
外川方面
着発
旧新生方
引上げ線着発
松岸方
電留線着発
備考
1 11両分 到着・出発可 不可 入出区可 入出区可 外川方架線なし
2 10両分
銚鉄 2両分 不可 到着・出発可 不可 直流600V架線
3 11両分 到着・出発可 不可 入出区可 外川方架線なし
4 ホームなし 不可
5
6 不可 留置線、外川方架線なし
7 留置線、架線なし
8 不可 留置線
 
  • 夜間、運転1 - 運転7番線や松岸寄りにある電留線(電留1番 - 電留4番線)に特急列車及び普通列車が留置される。
  • 運転4番 - 運転8番線と、ホームとの入出区は、松岸方の本線上にてスイッチバックを行う。
  • 旧新生方の引上げ線は非電化である。工事列車の機回し等で使用される。
銚子(ちょうし)
総武本線(貨物支線) 銚子 新生
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 総武本線(貨物支線)
キロ程 30.2 km(成田起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1900年(明治33年)3月28日
廃止年月日 1978年(昭和53年)3月31日

総武本線(貨物支線)

総武鉄道が、総武本線の佐倉 - 銚子間建設に用いる砂利を輸送するために1898年(明治31年)11月14日付で当局に線路の敷設と列車の運行に関する届けを出したのが最初の記録と考えられる。利根川の水運で砂利を運び込み、新生駅から工事列車で積み出していたと考えられる。
臨港線は、長らく建設が計画されていながら日中戦争の影響を受けて中止されており、トラックによる輸送が行われていた。しかし戦争が激化し、運転手やトラック、燃料が不足したことや、食料の調達が困難になり、東京都民に提供される魚介類の調達を図る目的で、臨港線を建設することになった。60軒の建物を撤去し、総工費98万円の76%と資材の全てを東京都が提供して、1944年(昭和19年)10月1日に開通した。ここから両国駅まで貨物列車で輸送し、都電の引き込み線を設けて都電で築地市場へ輸送された。
終戦後、旧日本軍の残した兵器や弾薬の処分のため、アメリカ軍により銚子沖が海中投棄場所として指定され、臨港線がその輸送に用いられた。1945年(昭和20年)10月15日から7ヶ月かけて、関東地方一円から約4,800両の貨車により約72,000トンの兵器・弾薬類がこの臨港線を経由して輸送され、漁港から漁船などで積み出されて海中投棄処理された。市街地の中を通って危険物を輸送する作業であったが、特に事故は発生しなかった。
1946年6月6日、お召し列車により昭和天皇が銚子を訪問した。この際、空襲により銚子には天皇が宿泊するような旅館や邸宅が残っていなかったため、お召し列車を新生駅に回送して、その車内で一泊するということがあった。構内の警備はアメリカ軍憲兵が担当していた。
臨港線は鮮魚輸送がトラック輸送に切り替えられるなどして輸送量が落ち込み、1959年(昭和34年)頃から休止となり、1968年(昭和43年)頃には線路が撤去された。
新生駅も、1978年(昭和53年)3月31日の営業限りで廃止となった。

歴史

  • 1897年(明治30年)6月1日:総武鉄道(初代)の駅として開業。
  • 1900年(明治33年)3月28日:新生までの貨物支線開業。
  • 1907年(明治40年)9月1日:総武鉄道が買収され、帝国鉄道庁の駅となる。
  • 1923年(大正12年)7月5日:銚子電気鉄道開業。
  • 1945年(昭和20年)7月19日:空襲で駅舎が焼失。
  • 1948年(昭和23年)1月5日:空襲で焼失した駅舎再建。
  • 1974年(昭和49年)
    • 4月21日:みどりの窓口および旅行センターの営業を開始。
    • 10月26日:佐倉 - 銚子間電化。
  • 1978年(昭和53年)3月31日:銚子 - 新生間の貨物支線が廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、総武本線は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 1997年(平成9年)6月1日:開業100周年。7月6日記念イベント開催。
  • 2007年(平成19年)2月1日:4月30日の「ちばデスティネーションキャンペーン」に併せて駅舎のリニューアル工事実施。NEWDAYS・多機能トイレ・待合室や銚子市観光協会などが新設。
  • 2009年(平成21年)3月14日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。東京近郊区間に組み込まれる。自動改札機稼働開始。
  • 2016年(平成28年)10月:駅舎建替え工事開始。トイレ閉鎖・仮設トイレ使用開始。待合室閉鎖。NEWDAYS閉鎖・仮設KIOSK使用開始。
  • 2017年(平成29年)7月16日:職員用詰所部分を除く旧駅舎閉鎖。新駅舎の駅事務室、駅レンタカー営業所、観光協会案内所部分竣工し、移転使用開始。仮設改札口、仮設券売所使用開始。
  • 2018年(平成30年)
    • 2月16日:新駅舎の改札口、コンコース、待合室使用開始。
    • 3月1日:新駅舎のトイレ使用開始。仮設トイレ閉鎖。
    • 3月23日:NewDays及び駅弁の販売再開(仮設KIOSKは3月14日で閉鎖)。
    • 3月28日:新駅舎の建築工事完工。
    • 4月13日:新駅舎のオープニングセレモニー開催。
  • 2022年(令和4年)
    • 10月31日:みどりの窓口の営業を終了。
    • 11月1日:話せる指定席券売機を導入。