JR東日本・盛駅
(さかり)
大船渡線BRT 田茂山
三陸鉄道リアス線        陸前赤崎
岩手開発鉄道日頃市線        長安寺
岩手開発鉄道赤崎線        赤崎
所在地 岩手県大船渡市盛町字東町裏16
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
三陸鉄道
岩手開発鉄道
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線(鉄道)
乗車人員 155人/日(JR東日本・2024年)
126人/日(三陸鉄道・2023年) 
開業年月日 1935年(昭和10年)9月29日
 乗入路線 4 路線
所属路線 大船渡線BRT
キロ程 43.7km(気仙沼起点)
所属路線 三陸鉄道リアス線
キロ程 0.0 km(盛起点)
所属路線 岩手開発鉄道日頃市線(貨物線)
キロ程 0.0 km(盛起点) 
所属路線 岩手開発鉄道赤崎線(貨物線) 
キロ程 0.0 km(盛起点) 
駅種別 共同使用駅
JR東日本:業務委託駅 みどりの窓口 有
三陸鉄道:直営駅
JR東日本・盛駅
JR東日本・盛駅
三陸鉄道・盛駅
三陸鉄道・盛駅
盛駅(さかりえき)は、岩手県大船渡市盛町字東町裏にある、三陸鉄道・岩手開発鉄道の鉄道駅、および東日本旅客鉄道(JR東日本)大船渡線BRT(バス高速輸送システム)のバス停留所である。

乗り入れ路線

鉄道としては、三陸鉄道のリアス線(南リアス線)と、岩手開発鉄道の日頃市線・赤崎線が乗り入れている。
BRTとしてJR東日本の大船渡線BRTも乗り入れている。
岩手開発鉄道の2路線は貨物列車のみの運行である。ただし、日頃市線は1992年(平成4年)まで旅客営業を行っていた。
大船渡線BRTはかつて鉄道路線の大船渡線であったが、東日本大震災により不通となり、BRTとして復旧された。
大船渡線BRTのバス停留所は、JR東日本の運送約款により「駅」と定義されており、鉄道と同様に「盛駅」と呼ばれている。
なお、上記の路線はいずれも当駅が起点・終点である。

36-700形気動車 大船渡線BRT
36-700形気動車 大船渡線BRT
三陸鉄道 駅名標 車庫
三陸鉄道 駅名標 車庫
大船渡線BRT バス 三陸鉄道待合室
大船渡線BRT バス 三陸鉄道待合室
大船渡線BRTと三陸鉄道 三陸鉄道とJR東日本の駅舎
大船渡線BRTと三陸鉄道 三陸鉄道とJR東日本の駅舎

歴史

  • 1935年(昭和10年)9月29日:鉄道省大船渡線の駅として開業。
  • 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道(国鉄)発足。
  • 1950年(昭和25年)10月21日:岩手開発鉄道日頃市線開業。
  • 1957年(昭和32年)6月21日:岩手開発鉄道赤崎線開業。
  • 1970年(昭和45年)3月1日:盛線開業。
  • 1984年(昭和59年)4月1日:盛線が三陸鉄道に転換。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、大船渡線の駅はJR東日本の駅となる。
  • 1992年(平成4年)4月1日:岩手開発鉄道日頃市線の旅客営業廃止。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月11日:東北地方太平洋沖地震による被害のため全路線で運休。駅構内にも津波が押し寄せた。
    • 4月21日:みどりの窓口の営業を再開する。
    • 8月22日:地震直前に大船渡線333Dとして到着し孤立していた車両(キハ100-31・41)が陸送で搬出される。
    • 10月5日:三陸鉄道の駅舎を利用した「ふれあい待合室」が営業を開始。
    • 11月7日:岩手開発鉄道赤崎線が津波被害から復旧、日頃市線と合わせて貨物輸送を再開。
  • 2012年(平成24年)12月15日:「海岸のまち」を象徴する駅舎に改装。
  • 2013年(平成25年)
    • 3月2日:大船渡線気仙沼駅 - 当駅間がBRTにより仮復旧。BRTは駅前広場から発着。
    • 4月3日:三陸鉄道南リアス線当駅 - 吉浜駅間が営業再開。
    • 4月26日:BRTが専用道延伸により当駅構内に乗り入れ。
  • 2017年(平成29年)4月1日:JR東日本の駅が業務委託化。
  • 2020年(令和2年)4月1日:大船渡線気仙沼駅 - 当駅間の鉄道事業廃止により、鉄道駅としては三陸鉄道と岩手開発鉄道の駅となる。
  • 2025年(令和7年)
    • 2月27日:大船渡市山林火災に伴い、リアス線の当駅と三陸駅間が運休となり、28日からバス代行運転を開始。3月2日からは運休区間が釜石駅まで延長(三陸以遠は9日に運航再開)。
    • 3月11日:全線運転再開。

駅構造

JR東日本・三陸鉄道

当駅は地上駅形態であるが、バス専用道路上に設置されたBRTのりばと、鉄道のプラットホーム設備が同一構内を共有する特殊な構造となっている。また、BRTのりばと鉄道ホームは通しの番号が振られている。
三陸鉄道リアス線は単式ホーム1面1線の構造で、他に側線を有する。
大船渡線BRTのりばは、駅舎と三陸鉄道ホームの間に挟まれた2車線分の幅員を有する専用道に面して設けられ、駅舎側(降車専用)が「1番線」、三陸鉄道ホーム側(乗車専用・気仙沼方面)が「2番線」と案内される。
BRT運行開始から2013年(平成25年)4月まではBRTのりばは駅前に設置されており、旧来の駅構内には三陸鉄道のみが発着していた。
JR東日本と三陸鉄道で独立した駅舎を持ち、発売する乗車券もそれぞれの会社のものとなっている。
JRの駅は気仙沼駅が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅である。以前は管理駅として細浦駅 - 大船渡駅間の各駅を管理していた。駅舎にはみどりの窓口と自動券売機がある。なおBRTは全て車内精算であることから、駅での改札業務は実施していない。
三陸鉄道の駅は直営駅で、出札窓口が設けられている。また、構内には、リアス線(盛駅 - 釜石駅間)の運行を担う運行本部大船渡派出所(旧・大船渡鉄道事務所→南リアス線運行本部)があり、車庫のほか輸送指令所などがある。
2011年(平成23年)10月に三陸鉄道側の駅舎と津波で冠水した車両を活用した「ふれあい待合室」が開設され、グッズの販売やお茶の提供などが行われていた。
この車両については2012年(平成24年)11月に利用を終了し解体された。2012年(平成24年)に三陸海岸の復興支援の目的で、列車の運行は再開していないもののJR駅舎のリニューアル工事が行われた。駅のテーマは「海岸のまち」で、大船渡市の名所「碁石海岸穴通し磯」をイメージして駅舎入口にルーバー状のひさしを設置している。
また待合室の床は碁石海岸を模して丸い石の模様で敷き詰め、境界線が波打ち際を表現するようにカーブを描かせたものとなっている。

のりば

番線 路線 行先
 1  大船渡線 (降車専用)
2 気仙沼方面
3 リアス線  釜石方面 
 東日本大震災発生以前は、1・2番線が気仙沼方面の列車が発着するホームとして使用されており、夜間滞泊の設定もあった。

岩手開発鉄道

岩手開発鉄道の駅は、同線の拠点駅として機能しており、車両基地が置かれている。
JRや三陸鉄道のホームの東側に1面1線のホームがあるが、旅客営業廃止により立ち入り禁止となっている。