JR北海道 苗穂駅
苗穂(なえぼ)
函館本線 札幌 苗穂 白石
所在地 札幌市中央区北3条東11丁目
駅番号 H02
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線(千歳線直通含む)
キロ程 288.2km(函館起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面4線
乗車人員  6,101人/(2024年) 
開業年月日 1924年(大正13年)6月1日
駅種別 直営駅(管理駅) みどりの窓口
話せる券売機設置駅
札幌市内駅
苗穂駅
苗穂駅
駅名標 旧駅舎
駅名標 旧駅舎
改札口 731系電車
改札口 731系電車
コンコース キハ261系気動車
コンコース キハ261系気動車
苗穂駅(なえぼえき)は、北海道札幌市中央区北3条東11丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)函館本線の駅である。
駅番号はH02。電報略号はナホ。事務管理コードは▲130125。
函館本線が所属線であるが、千歳線が旧線時代に当駅を起点としていた経緯から、千歳線の0キロポストが当駅構内に置かれている。
1910年(明治43年)5月16日に函館本線の駅として開業した。1926年(大正15年)8月21日には北海道鉄道(2代目)札幌線(後の千歳線)が乗り入れた。1931年(昭和6年)7月25日には、定山渓鉄道(じょうてつ)が東札幌駅を経由して乗り入れを始めた。1943年(昭和18年)8月1日には北海道鉄道が国有化され、日本国有鉄道(国鉄)千歳線となった。1969年(昭和44年)11月1日に定山渓鉄道線が廃線して東札幌駅を経由した乗り入れがなくなり、1973年(昭和48年)9月9日に千歳線が新線に切り替えられると、東札幌駅経由の線路はなくなった。
札幌市による「苗穂駅周辺地区まちづくり事業」によって駅を札幌駅方面に約300 m移転新築し、自由通路を整備した橋上駅となって2018年(平成30年)11月17日に開業した。なお、移転後の2代目駅舎は解体する。また、地上駅時代は出入口が南口(中央区側)しかなかったが、この橋上駅化に伴い、北口(東区側)が新設された。
2018年に供用開始された3代目駅舎の出札口上に「ふらんすへ 行きたしと...」で始まる萩原朔太郎の詩「旅上」の一節が書かれた額が掲げられている。この一節は前代2代目駅舎の頃から駅舎の外壁に看板として掲げられており、駅を通る列車からもよく目立つこともあって長らく苗穂駅の名物として親しまれてきたことから、3代目駅舎にも引き継がれる形になった。

歴史

  • 1909年(明治42年)
    • 11月8日:大日本麦酒(現在のサッポロビール)札幌工場製麦場専用線(旧札幌製糖工場専用線の再利用)0.66 km運用開始。
    • 12月8日:北海道鉄道管理局札幌工場設置[7]。
  • 1910年(明治43年)5月16日:鉄道院(国鉄)の駅として開業(一般駅)。初代駅舎。
  • 1915年(大正4年)4月1日:札幌工場を苗穂工場と改称。
  • 1922年(大正11年)12月:札幌電気軌道(現在の札幌市電)苗穂線が苗穂駅前乗り入れ。
  • 1926年(大正15年)8月21日:北海道鉄道(2代目)札幌線(後の千歳線)乗り入れ。
  • 1931年(昭和6年)7月25日:直流電化し、定山渓鉄道(じょうてつ)が東札幌駅を経由しての乗り入れ開始。
  • 1935年(昭和10年)10月:2代目駅舎開業。木造2階建て。
  • 1936年(昭和11年)10月5日:沿線で陸軍特別大演習が行われる。昭和天皇乗車のお召し列車が苗穂駅 - 恵庭駅間で往復運行。
  • 1937年(昭和12年)3月10日:札幌機関庫が廃止され、苗穂機関庫設置。
  • 1943年(昭和18年)8月1日:北海道鉄道が戦時買収により国有化。
  • 1950年(昭和25年)2月10日:札幌客貨車区設置。
  • 1954年(昭和29年)4月13日:駅の南北を結ぶ人道跨線橋が完成。
  • 1957年(昭和32年)8月12日:定山渓鉄道が自社新製気動車による札幌駅乗り入れ開始。
  • 1965年(昭和40年)9月25日: 札幌駅 - 苗穂駅間運転線3線化完成。旅客ホーム改築一面2線増設完成。旧駅舎側より千歳上下一面、函館上下一面とする。
  • 1969年(昭和44年)11月1日:定山渓鉄道線廃線に伴い、同社の乗り入れ運転廃止。
  • 1971年(昭和46年)10月1日:札幌市電苗穂線の苗穂駅前停留場廃止。
  • 1973年(昭和48年)
    • 9月9日:千歳線新線が開業し、苗穂駅 - 東札幌駅間廃止。白石方面北側に一線腹付け増線し、複々線化。ホーム配置を旧駅舎側より千歳上下、函館上下の配線を千歳線・函館本線札幌・小樽方面1面2線、函館本線岩見沢方面・千歳線苫小牧方面1面2線の配置とする。
    • 10月1日:専用線発着を除く貨物の取扱い廃止。
  • 1980年(昭和55年)10月1日:構内に大規模な小荷物取扱設備を設置し、札幌駅の小荷物機能の大部分を移転。併せて構内に札幌鉄道郵便局札幌輸送センターが開設される。
  • 札幌駅の混雑緩和・構内作業逼迫改善と高架化に備えての機能分離のための措置。荷物列車の発着駅も札幌駅から当駅に変更となった他、荷物の中継のため、荷物車を連結する夜行急行列車も当駅に運転停車することとなる。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:札幌鉄道郵便局札幌輸送センターが廃止となる。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:小荷物の取扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)11月3日:苗穂駅 - 琴似駅間の「連続立体交差事業」完成に伴い、札幌駅 - 苗穂駅間4線・複々線化運用開始。
  • 1994年(平成6年)10月1日:桑園駅 - 札幌駅間3線化に伴い、貨物線2線と第一乗降場一面2線を駅舎側に移設し、既存札幌方面第一乗降場を撤去して留置線2本設置。
  • 1998年(平成10年)12月7日:自動改札機を設置し、供用開始。
  • 2001年(平成13年)3月:貨物列車運行終了。
  • 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリング実施(H02)。
  • 2008年(平成20年)10月25日:ICカード「Kitaca」供用開始。
  • 2015年(平成27年):貨物1番、2番使用停止。第二乗降場ホーム有効長を第一乗降場と同じ135 mに短縮。
  • 2016年(平成28年)7月:旧貨物1・2番線撤去。苗穂駅の移転橋上駅舎化に伴い、配線移設変更工事開始。
  • 2017年(平成29年)
    • 1月4日:隣接の社員研修センターが手稲区へ移転。
    • 3月10日:キヨスク閉店。
  • 2018年(平成30年)11月17日:函館方に約300 m移転し、3代目駅舎開業。同時に北口を開設。この時点では営業キロ程は修正せず。
  • 2019年(令和元年)
    • 6月3日:2代目駅舎・ホームなどの解体工事が開始。
    • 10月1日:同日のJR北海道線運賃改定と同時に駅移転を反映した営業キロ程改定(函館起点288.5 km→288.2 km)を実施。
  • 2021年(令和3年)3月4日:北口と商業施設「アリオ札幌」1階敷地を結ぶ空中歩廊の利用を開始。

駅構造

2面4線(札幌・小樽方面1面、岩見沢・苫小牧方面1面、延長135 m)の島式ホームを有する橋上駅。
駅舎は2階建てであり、階段4箇所、エレベーター2基、旅客用トイレがあるほか、札幌市による自由通路(苗穂駅前広場連絡歩道)を併設している。
社員配置駅。みどりの窓口、自動券売機、話せる券売機、自動改札機を設置している。
また、北海道キヨスクによる「セブンイレブン北海道ST苗穂店」がある。
駅の北東側には、北海道旅客鉄道苗穂工場や苗穂運転所、日本貨物鉄道の苗穂車両所が立地している。

のりば

番線 路線 方向 行先 
1 函館本線 上り 札幌・小樽方面 
2 千歳線 下り
3 上り 新札幌・千歳方面 
4 函館本線 下り 厚別・江別方面 

貨物取扱

日本貨物鉄道(JR貨物)の駅としては、車扱貨物の臨時取扱駅となっている。
当駅には貨物列車の発着は無く、貨物設備や専用線も接続していない。
最盛期の1970年(昭和45年)には、26社28本の専用線が当駅から分岐していた。
1986年(昭和61年)までは、駅東側にある日本セメント(現在の太平洋セメント)札幌サービスステーションや、駅北側にあったサッポロビール札幌工場へ続く専用線もあった。
また、駅西側にあった北海道ガス札幌工場(現・北ガスアリーナ札幌46)へ続く専用線は都市ガスの液化石油ガス(LPG)を輸送するために使用していたが、天然ガスへの転換に伴って2001年(平成13年)3月15日の本輪西駅発送分の到着を以って廃止となった
。これ以降の貨物列車の発着はない。